• 検索結果がありません。

排出量の削減施策

Reuse

物流に伴うCO 2 排出量の削減施策

■ 輸送の効率化

 小麦粉の輸送は、従来の25㎏紙袋輸送からバラ輸送 化を進めており、効率の良い輸送による省エネルギー、

廃棄物の削減を実施しています。2008年度は小麦粉出 荷重量の60.9%がバラ輸送でした。

年度 2004 2005 2006 2007 2008

バラ率(%) 58.9 54.9 60.4 61.7 60.9

■物流におけるエネルギー使用量

■小麦粉全出荷量に占めるバラ輸送の割合

※ CO2排出量および原油換算:省エネルギーセンターの数値(標準値)

で算出。ただし、2007 年度からはローリー車に関して、燃費法に て算出しました。

SUSTAINABILITY REPORT 2009

37

 日本製粉グループでは、廃棄物の減量および再資源化 を推進し、ゴミゼロをめざしています。廃棄物等総排出 量の多い動植物性残さなどを適正に処理するとともに、

最終処分量の削減に取り組んでいます。

■ 廃棄物等の再資源化率の状況

 2008年度は、廃棄物を再資源化できる処理業者の選 定と、廃棄物等における分別処理を強化しました。

 その結果、2008年度の当社グループにおける廃棄物

等総排出量は8,936tでした(営業部門の621tを含む)。

 処理別の内訳は再資源化量8,702t(有価物として売 却した5,442tを含む)、最終処分量234tとなりました。

 再資源化率は、小麦粉製造部門(製粉、コーングリッ ツ)が95.4%、食品製造部門(プレミックス、冷凍食品、

パスタなど)が98.8%になりました(各部門ともサーマ ルリサイクル※ 1を含む)。また、日本製粉千葉工場・竜ヶ 崎工場、ニップン冷食高崎工場・竜ヶ崎工場の4工場が ゼロエミッション※ 2を達成しました。

 2008 年度の全製造部門における処理費用は、委託 処理費用と分別作業費用をあわせ119百万円(2007 年度は129百万円)でした。

※1サーマルリサイクル:廃棄物を処理する際の熱エネルギーを有効利 用することです。

※2ゼロエミッション:当社グループでは「最終的に埋め立て処分とした 廃棄物の比率1%未満」としています。

廃棄物等総排出量の削減やリサイクルの推進により、

廃棄物最終処分量の削減に努めます

廃棄物等総排出量・最終処分量の削減 地球環境と日本製粉

廃棄物等削減に関する基本方針

廃棄物等の再資源化率向上にむけた 取り組み

■廃棄物等総排出量の内訳 ■再資源化の推移

廃棄物等 発生総量 廃棄物等 総排出量

8,936t

廃プラスチック類 その他

金属くず

紙くず

動植物性残さ 廃プラスチック類

3.5%

その他 4.9%

金属くず 3.5%

紙くず 19.4%

動植物性残さ 68.8%

1000 2000 3000 4000 5000 6000

1000 2000 3000 4000 5000 6000

1000 2000 3000 4000 5000 6000 0 20 40 60 80 100

(年度)

(t) (%)

最終処分量( 目楌)

再資源化量( 目楌)

食品製造部門再資源化率( 目楌)

小麦粉製造部門再資源化率( 目楌)

0 1,000 2,000 3,000 4,000 5,000 6,000 7,000

0 20 40 60 80 100

2005 2006 2007 2008 2010

2,900 4,284

211 1,034

367

511 3,934

73.7

89.5

93.8 95.4 95%以上

92.1

96.4 98.5 98.8 98%以上

4,651

722 419

156

810 3,984

4,333

1,030 220

75

168 3,559

5,037

958 166

59

9 3,565

4,176

220 3,339

4,962

790 3,402

611 3,568

4,747

621 3,402

4,688 4,688

611

社会と日本製粉治と内部統制地球環境と日本製粉 お客さまのためにお取引先さまとともに株主・投資家さまとともに従業員とともに地域社会とのかかわり

38

SUSTAINABILITY REPORT 2009

■ 食品リサイクル法に関する取り組み

 2007年12月に改正された、「食品リサイクル法」で は、2008年6月末までに食品廃棄物が年間100t以上 の法人は所轄官庁に再生利用等実施率などを報告す ることになりました。

 当社グループでは、食品廃棄物等の飼料・肥料への 再生利用を推進し、2008年度の再生利用等実施率は 当社が98.8%、ニップン冷食が99.0%、オーマイが 98.8%となりました。当社をはじめ連結子会社6社に報

告義務が生じ、各社とも遅滞なく報告しました。

※再生利用等実施率:以下の計算式で算出され、業種ごとに目標値が定  められています。

 その年度の(発生抑制量+再生利用量+熱回収量×0.95+減量量)

/その年度の(発生抑制量+発生量)

■ 容器包装の再商品化

 当社では、「容器包装リサイクル法」の再商品化義務 を履行するため、指定法人である( 財 ) 日本容器包装リ サイクル協会に再商品化を委託しています。

■ 商品廃棄のオールインコスト

 2008 年度は廃棄商品量削減のため、在庫圧縮や賞 味期限管理の強化に努めました。しかし、外国産小麦の 政府売渡価格引き上げに伴う商品価格の上昇や、商品の ライフサイクル短期化もあり、オ-ルインコストは2007 年度比 50 百万円増の 286 百万円となりました。

※オ-ルインコスト:廃棄商品の原価や処理費用から受取保険金や他社 求償額を控除したものです。

 本来なら食品である「おから」が、廃棄物とし て処理されていることから、食品に利用できな いかという観点で研究・開発しました。開発に あたり、おからにあうソースをみつけるのが難 しく、ソースがみつかった後も、おからの量に より口当たりが変わるので、苦労しました。

 試験を重ねた結果、クリーム系のパスタソー ス(クリームソース、カルボナーラソース)のコ クだしに有効であることが分かりました。

 今後はさらにほかの食品にも使えるように、

研究に取り組みたいと思います。

加工技術研究所 調理食品チーム

小川紀子 担当者の声

 廃棄物等の再資源化率向上に取り組むにあ たり、取り組み当初は、なかなか従業員の理解 が得られず、分別のやり方などをいかにしてわ かってもらうかを考えるのがたいへんでした。

 周知のため、分別の考え方を中心に週1回レ ポートを掲示するとともに、廃棄物の処理業者 においても再資源化できる業者への切り替え を図りました。

 ほかのメンバーのアドバイスもいただきなが ら取り組んだ結果、2008 年度はゼロエミッ ションを達成できました。

 今後は、この再資源化率を維持する事が大 切だと思います。

千葉工場 製粉チーム

浜勝 担当者の声

■再商品化義務量の推移

容器包装の区分 2007 2008 ガラスビン(輸入パスタソース、オリー

ブオイル、健康食品などの容器) 83 80

紙およびプラスチック容器包装 438 492

( 単位:t )

 日本製粉グループでは、企業活動に起因する環境問題 を防ぐため、日頃から環境保全に対する取り組みを行っ ています。

 万一問題が発生した場合には、迅速で適切な措置をと るとともに、情報を公表し被害を最小限にとどめるよう努 めます。

■大気汚染防止

 日本製粉グループの事業活動においては、NOxやSOx といった直接大気に悪影響を及ぼすような大気汚染物質 の排出量は多くありません。しかし、これらの排出量を 定期的に測定し、事業活動による環境負荷を把握してい ます。

 2008年度はオーマイ厚木工場でボイラーの燃料を 重油から都市ガスに転換しました。

■化学物質の管理

 製造工程においては、「PRTR法」の対象物質を使用 していませんが、食品分析などを実施する中央研究所で は、分析試薬としてPRTR法の対象物質を含む化学物質 を使用しています。使用後の廃液は、特別管理産業廃棄 物として処理業者に委託し、適正に処分しています。

※PRTR法:(PollutantReleaseandTransferRegister)指定化 学物質の環境への排出量・移動量の届出を義務づける法律の通称です。

■ PCBの管理と適正処理

 PCBの保管において、「PCB特別措置法」に基づい て都道府県知事に届出を行い、厳重に管理しています。

PCBを含有する廃棄設備・部品は、特別管理産業廃棄 物管理責任者を選定して、各事業場において保管・管理 場所を明確に定め、持ち出しなどができないようにして います。

 処理については2005年3月までに、日本唯一の処理 機関である日本環境安全事業(株)に処理登録を済ませ ています。

 2008年5月に中央研究所で、研究棟の蛍光灯を更新 した際、安定器にPCBを使用していることがわかりまし た。これについても適切に保管し、所轄知事に届出を提 出しています。

■騒音防止

 製造部門では、製造工程において粉砕機、送風機、コ ンプレッサなどの稼働時に騒音が発生するため、敷地境 界における騒音測定を実施しています。

事業活動に関連するさまざまな環境リスクを把握し 環境負荷の低減を進めています

環境リスクへの対応 地球環境と日本製粉

環境リスク対応の基本方針

環境リスクへの取り組み

中央研究所 PCB保管庫

社会と日本製粉治と内部統制地球環境と日本製粉 お客さまのためにお取引先さまとともに株主・投資家さまとともに従業員とともに地域社会とのかかわり

40

SUSTAINABILITY REPORT 2009

使用時の環境負荷にも配慮 した商品を開発しています

商品の環境配慮 地球環境と日本製粉

■水質汚染防止

 各事業場が食品製造に使用している水は、定期的に水 質検査などを実施し、異常がないことを確認しています。

 また、製造工程からの排水には、機器・装置の冷却水、

洗浄水がありますが、その排水には有害物質は含まれてい ません。

 水質汚濁防止法に定められた特定施設(麺の湯煮施 設)があるニップン冷食竜ヶ崎工場が2008年度に下水道 に排出したBOD量は10t(2007年度は10t)でした。

 当社グループでは、廃水浄化に的確に働く微生物資材

「ノイエス」を開発・商品化しています。

 日本製粉グループでは、商品の開発にあたり品質保持 を第一としながらも、環境に配慮した取り組みを行ってい ます。パッケージ袋には、環境負荷の小さい水性インキ や大豆油インキを使用するようにしています。また、従来 よりも少ない量の油で調理できるような商品を提供し、ご 家庭でも環境負荷の低減が図れるように考えています。

 今後も過去の事例にとらわれず、包装資材の軽量化や 簡素化も視野に入れ新規商品開発に取り組みます。

商品の環境配慮の取り組み

 天ぷらを揚げる際、従来の天ぷら粉を使用し た場合と比べて、油の使用量を半分にしても揚 げることができる天ぷら粉を開発しました。

 おいしいだけでは足りず、衣の油の吸収を抑 え、かつ、良い品質の天ぷらが揚げられる、天 ぷら粉の配合を見出すのがたいへんでした。

 今後も環境負荷が少なく、お客さまに喜んで いただけるような 商 品 開 発をして いきたいと思 い ます。

加工技術研究所 技術開発チーム 主幹

村井憲一 担当者の声

 

 食品廃水などの処理において、設備内で働く 微生物が廃水に適合していないため、処理が難 しいケースがあります。特に、設備内の微生物 の容量が数百mを超える場合、これに適合した 微生物に改善することは困難でした。微生物資 材ノイエスは、数㎏〜数10㎏の投入で効果があ るため、多くの廃水処理設備でご使用いただい ています。

 当社グループ会社の協力を得ながら、お客さ まの声を励みに、新 製品の開発を進めて まいります。

中央研究所 生物科学研究所 主幹

関口哲 担当者の声

関連したドキュメント